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『無垢の会』鹿児島訪問 ―― 「44年卒」同級生を訪ねて

昭和44年卒業時の同級生会を西暦1969年の69(むく)から「無垢の会」と称し、活動を始めて四年になります。総会が東京で行われることから、遠方に住まわれている同級生にお会いする機会をより多くするため、有志で観光を兼ねて訪ねることを始めています。前回の福島に続き、今回は鹿児島を訪問することになりました。時期は天気が安定している527日から2日間とし参加を募った結果、九州地区の2名を含め12名となりました。まず鹿児島中央駅で地元の菊川君と待ち合せ、市内観光周遊バスに乗り込みました。西郷銅像前で下車して記念撮影、観光協会が用意した撮影ポイントでパシャリ、西郷ドンが中央に小さく映っていますがほとんど見えません。 島津家28代当主斉彬公を祀っている照国神社に参拝し、島津家の居城跡に建てられた黎明館のわきを通り城山に向かいました。山裾から遊歩道が整備されており、体重と体力がアンバランスになっている我々は頂上に着くころには息切れ状態でした。

しかし、その努力のかいもあって桜島の雄姿を見ることができました。西郷隆盛も何度となく城山に立ち、日本の将来を思ったことでしょう。維新後に故郷に帰り最後の五日間を過ごしたといわれる洞窟まで下山して、再び周遊バスに乗り込み車内案内を聞きながら鹿児島市内の観光スポットを一巡り。薩摩藩からは維新前後に活躍した人物は多くいますが、鹿児島人は西郷隆盛を誰よりも崇拝していると聞きました。その後、電車に乗り指宿へ向かいましたが皆さん、のどが渇いていたようで早々に乾杯の掛け声が聞こえてきました。本日の宿は先週、ブラジルワールドカップ日本代表選手が合宿したところです。駅を降りると駅前は、歓迎した名残があちこちに見えました。ホテルで佐賀県から駆け付けてくれた横地君と合流し、全員集合です。親睦会の前に世界でも珍しい天然砂風呂に入り、城山の疲れもすっかり取れたようで皆さんご満悦。ここの砂風呂は海岸から湧き出る温泉を利用しているそうで、浜辺に寝ころび、砂布団に包まれ波の音を聞きながら海風を感じる極楽なひと時でした。

ゆっくり温泉に入った後、夕食会場に集まり食事しながらの親睦会です。会長の吉田君の挨拶から始まり、それぞれ席順に近況などを話しながら芋焼酎を酌み交わしました。学生時代が蘇った様で、あっという間に時間が過ぎて行きます。締めは、恒例になっている下郡君の音頭で校歌の合唱、盛況のうちにひと区切り。まだまだ続きます、幹事の部屋に集まり夜遅くまで駄弁って眠りにつきました。

2日目は開聞岳の麓でのゴルフ組とバスで桜島一周する観光組に分かれ、それぞれ楽しい時を過ごすことができました。夕刻に鹿児島中央駅前に集合し、鹿児島訪問の成功と無事の帰宅をお互い確認し合って解散しました。

20145月実施 文:沖村美津雄、宮田誠

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