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新任教員紹介

機械工学科 河田 卓也
今年度から新しく工学部機 械工学科に着任いたしまし た、河田卓也です。この場を お借りして簡単ではございま すが、ご挨拶させていただき た い と 思 い ま す。 私 は 2014年に流体工学の研究
(主に乱流の実験的研究)に よって博士号(工学)を取得しまして、その後は2020 年3月までの6年間、スウェーデン王立工科大学という スウェーデンのストックホルムにある大学と、東京理科 大学の2か所でポスドク研究員として働きました。続 く2020年4月からは大学の教員になり、他大学に3 年間勤務した後、本年度より本学に入職させていただい ております。 ストックホルムには、王立工科大学・東京理科大学の 在籍期間を合わせて4年ほど暮らしましたが、その間に 私と同様に現地の大学で研究員をしていた日本人研究 者と結婚し、帰国後はそれぞれ大学での研究・教育に携 わっています。2021年3月には娘が生まれまして、 現在は2歳半になり、まさに今イヤイヤ期真っ只中で す。子育てと仕事の両立の過酷さを日々痛感しながら、
2023年9月15日 第37号(5)
妻と二人で必死に日々を切り抜けています。 研究に関しましては、私は博士号取得後から今まで流 体工学、特に乱流に関する研究をしておりまして、現在 は乱流輸送現象のメカニズム解明、つまり、「乱流によっ てどの様に熱や物質等が輸送され、摩擦抵抗の増大・熱 伝達や物質混合の促進等の工学的に重要な現象が生じ るのか」ということを様々な流れを対象に調べていま す。自分の研究室を持つのは本学に着任してからが初 めてでして、初年度の今年は5名の学部4年生を迎え、
「 乱流輸送工学研究室」という名前で研究室をスタート しました。4月当初は研究室スペースに何もない状態 でしたが(最初の顔合わせをしようにも座る椅子もあり ませんでした・・・)、研究室の環境作りを学生と共に 少しずつ進めています。新しい環境の中、研究環境をゼ ロから整えるのは大変ではありますが、充実した毎日を 過ごしています。 4月に着任して早くも3か月が経過し、まだまだ慣れ ないところもありますが、私は普段勤務する豊洲キャン パスの環境をとても気に入っています。本キャンパス には小さい子供が遊べるキッズスペースがあり、平日は 近くの保育園の方が子供達を遊ばせに来ていますし、休 日にはキッズスペースだけでなくキャンパス内のカ フェなどに多くの人々が訪れています。この様に周辺 地域に開かれた本キャンパスの環境をこの3か月間で とても好きになり、私も休日には時々娘を連れて遊びに 来ています。本学の教育・研究に貢献できるよう、研究 者としても教育者としてもまだまだ未熟者ではありま すが、微力ながら努めてまいりたいと思います。今後と もどうぞよろしくお願いいたします。

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