道しるべ(人生に教科書なし)田村 恭三 (S43年卒)
1. 講演のきっかけ
私の社会学
これは全て 私が初めて社会に出た時に感じたことと社会人になって思ったことを箇条書きにしたものです。
これを記することになったのは、大学卒業後初めて社会に出た時にいきなりの電話対応に敬語の使い方に恐怖と、戸惑いを覚えたことに起因します。
社会経験者としての経験値を少しでもこれからの社会に脱皮して行く学生たちに伝えられて、社会に出る前にこの社会学を社会の予習として役に立てばとの思いである先生にご相談致し、その先生の授業時間を この社会学に頂戴いた時の講義内容を記したものです。(その時の対象は大学3年生でした)
2. 面接にあたっては(会社選び)
身体(健康)は第一の資本 ~絶対条件~<br>
自分の将来を設計する。(能力、性格、目的)
人生に、教科書なし。(自分の人生は、自分で作る)
人にできないことを、自分に持つ。(得意科目を持つ)
一つだけは、人より優れたものを持つ。
3. 会社に入った後。(学生と社会人の違い)
挨拶、約束(頼まれごとなど) ~出来ない約束はしない~
敬語を知る。(電話の応対)~会社の格付けがされる~
裏がある。(その場の空気と対応)
無礼講は絶対にない
リストラ後の自分をイメージしておく
経営学を学ぶ(マネージメント)
企業戦士であっても、企業奴隷にならない。(消耗品)
言われたことだけを処理せず、その先を読み、検討しておく。
担当以外の仕事にも目を配る。
自分の信念と信条、方針、政策を持つ(調子が良いと思わせない)
人の嫌がる仕事はチャンスと思う。~クレーム処理は進んで(評価の対象)
事務処理(文書作成~報告書~)能力を持つ。
出世評価対象~関連資料の添付~
(相手は何を知りたいかを簡潔に)
報告、連絡は簡潔に(結論、目的を最初に)- 時間短縮 –
ミスを他人のせいにしない。
ミスが出そうなときは早めに報告をする。(原因と処理法も考慮)
自分のポジションを作り上げる。
”人脈、知識、情報、技術
情報処理(有益、無益)
経験工学を学び、身に付ける。
会社内、外の人とできるだけ交流を計る
(人脈と情報を得る)~同窓会など~
~井の中の蛙~
年配者とは付き合う(周りに注意して)~派閥注意~
能力が上のものとは特に。(知識、情報)
他の部署の人との付き合い(人脈、情報、根回し、円滑)
展示会等には極力出向く。(有給を使っても、スケジュールを割いてでも)
仕事に対しては、 第一にどうすればできるのかを考え、絶対にできない理由は考えない。
人にできて、自分にできぬことはない。
自分の能力(常に把握)で、できないことは、人脈等を駆使して検討する。
返事は即答を避ける。(その場の状況にもよる)
すべてを自分で処理する必要はない。(マルチ)
自信がない時は即答を避け、検討後速やかに報告する。<br>
~ミスは致命的~
自分の価値を知る(能力と時間単価)
根回し(作業の円滑)
知ったかぶらない(知らないことは即、調べてから、聞く)
同じことは聞かない(必ず記録する)
トータルコスト(イニシャル、ランニング)
目的を把握、理解。
4. 社会の中では
若さは貴重品。(同じ失敗はぜっていに繰り返さない)
人を見下さない。(学歴、地位、仕事内容)
年下にも’さん’付けとする。(特に職場では)
自分は偉いと思ってはいけない。(人は、全てそれぞれの知識と経験を持っている)
常に相手の立場を考慮。(客、上司)
自分の立場で考えると、正解を見失う。
先を読む。(理解力、思いやり)
相手との論争においては、必ず逃げ場を残しておく。
相手を追い込まない。
いつもなぜなのかと、考えるように。(規定概念にとらわれない)
気配り、目配り、体配り。
会社のためでなく、自分のためと思う。(後日それが役に立つ)
人に借りを作らず、貸しを作る。
相手に、信頼感を持たせる。
人は財産(人脈)なので、敵は作らない。~企業は人なり~
(人は無形の財産なり)
人の意見に対しては素直に聞く耳を持つ(人生学)
自分なりの結論を下す。(自分が責任を持つ)(逃げない)
~万機公論に決すべし~
人生には必ず岐路がある。(転職、出世、移動)~チャンスが隠れている~
5. 卒業生の心構えと務め</h3>
先輩あっての自分(芝工大卒)
後輩あっての自分
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