会報の創刊に寄せて(会報一号寄稿)
会報の創刊に寄せて
3500余名の会員数から構成されている芝浦工業大学機械工学科同窓会の会報が、このたび、創刊される運びとなったことは当然のこととはいえ、会員一同の長年の要望であり、本当にお目出度いことで、心より祝意を表します。また、日頃同窓会の運営にご尽力されておられる会長はじめ幹事の皆様およびご支援されている会員の皆様に敬服している次第です。
半世紀の歴史を有する芝浦工業大学において、機械工学科の歴史は古く、今日では社会的にその名声が高いことは周知の事実でありご同慶の至であります。これは数多くの卒業生が良き伝統を踏襲して弛まざる努力をされ活躍している所似と信じます。
機械工学科の伝統は教師から教師へ、先輩から後輩へ、また、教師から学生へ、あるいは、先人を知らなくとも先人の足跡の歴史の中から、それぞれ過去の経験、制度、教育思想などが踏襲、尊重されつゝ作られているものと思います。このような見地から考えてもこのたびの会報創刊は有意義なことであり、また会報の果たす役割は重要であります。したがって、会員の皆様は会報を大いに活用なされ、会員相互のつながりを一層強化されることが望まれます。
全国に散在している会員達が、一堂に参集して会員相互の親睦を図ることは理想的なことでありますが、実際的には無理なことであり、年一回の総会に一部の会員が参集することが最大限であります。その他諸々の事など考えると今後とも会報の続刊が同窓会の発展に寄与するところ大であると考えます。そこでこのような意味合いを心に止めて、会報創刊を喜ぶべきではないでしょうか。当機械工学科としても、会報を通して会員との有機的な結びつきに務め、当科の発展を願うもので、会員の皆様のご理解ある一掃のご援助を賜りたくお願い申し上げます。
最後に会員の皆様にには十二分にご健康に留意され、ご活躍なされますよう祈念いたします。
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