会報第一号寄稿(弓削先生)
弓削名誉会長をたずねて
同窓会々報発行に際して、2月16日に編集員2名で名誉会長宅を訪れ、会報発行計画の報告をすると共に近況を伺った。
–今度機械工学科同窓会会報を発行することになり、その報告に参りました—
ワシも永らく待っていたが、やっとそこまでやれる様になったか。これで一応同窓会として当たり前の格好がついたという所だね。
諸君らが各企業で活躍しているのを聞くと、ワシも大変うれしい。教え子が学校を巣立って、40歳ぐらいまでは活躍できるように考えて、教育したつもりだ。40歳以上になって更に活躍できるかどうかは、各個人の資質如何であると思う。だがワシが考えていたより諸君は、はるかにいい思いをしている。
— 今後同窓会に対し何を期待されますか —
ワシが前から言っていることだが、常日頃、利害関係を隔れた付き合いが出来るのが同窓会の良さであり、意義がそこにあると考えている。困った時とか、必要な時だけ友人をたよってもだめで、日頃仕事以外の付き合いを通じて親しくしておくこと、役立つ事をしていることが、ひいては自分のためになることなのだ。
今後諸君がより社会で活躍し、いい思いが出来るように、互いに同窓会を良い意味で利用することだ。そのためにも、更に同窓会が充実する事を期待している。
— ありがとうございました、ところで、先生の近況をお聞かせください —
今年の4月でワシも82歳になる。今迄は70歳を過ぎても、何か仕事をやろうとか。諸君の役に立つことをしてあげようと思って、色々やって来たが、最近は外出する気も起きず、家でじっとしていることが多くなり、何もしないでいることが苦痛でなくなって来た。(先生もとしをとったなあ‥)
いろいろありがとうございました、いつまでもお元気でお過ごし下さいますように
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