Cell配列の活用

Matlabでは’cell”というとても便利な配列が使用できることになっています。

私の業務では、一定時間ごとに計測された複数の対象物の情報がナンバリングされたデータをMATLABで処理することがあります。
この測定されたデータを、取り込む際にcellで変数を定義して、読み込むというのが一般的なやり方となっています。

5 x n行の、データを1つのセルに格納する場合、
セルの名前 = cell (5, 1) とすると、空のセルが作成されます。

この段階で、作成された 5 x 1のprobの内容を確認すると、
5行1列のセルの中に、空の行列ができているのが確認できます。

ここで、2行目1列目の第1要素に10を代入してみます。
代入するためには、prob{2,1}(1) = 10 と入力します。

続いて、2行目1列目の第2要素に9を代入してみます。
prob{2, 1}(2) = 9 とすると、代入ができます。
変数、probの2行目1列目のセルの中に {10,9}という行列ができているのがみて取れます。

今度は2行目1列目の第4要素に7を代入してみます。
prob{2, 1} (4) = 7 と入力します。
すると、未入力の第3要素には自動でゼロが代入されます。

同様に、第10要素に1を代入すると、未入力の第5要素から第9要素までゼロが代入されます。

今回は、セルの説明のために要素を指定して1つづつ代入していますが、実際のデータ解析ではデータ長分ループで各要素にデータを代入することになります。
実際のデータ取り込みサンプルは次回紹介させていただきます。

おすすめ

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください